マイナビ仙台レディース
注目選手インタビュー
7 MF 隅田凜SUMIDA Rin
そこに隅田凜選手がいるのか、いないのか。「チームの汗かき役」の存在感は、不在時にこそ際立った。中央で攻守をつなぐ潤滑油のようなプレーは、味方の力を何倍にも引き上げる。仙台在籍も長くなり、精神的な支柱としての役割も大きくなっていることに気づかされる。昨年11月に試合中のけがで戦列を離脱。公式戦復帰後もまだ思うような結果は得られていないが「サッカーができる喜びを感じました」と帰ってきた隅田選手は瞳を輝かせた。
自分を育んでくれた古巣との対戦にはいつも力が入る。「東京NBは1人1人が上手いし、チームとして完成されている。だからと言って、受け身になるのではなく、自分たちらしさを持って戦いたい」。大敗した皇后杯も、仲間が死力を尽くしゴールを守り切った1月のアウェーでも、欠場した悔しさを噛みしめた。「結果にこだわりたい。どんな状況でも勝つことで自信が生まれる」。勝利の喜びを新たな仲間とも一緒に味わうために、隅田凜はピッチを縦横無尽に駆けまわる。