監督記者会見COACH INTERVIEW

―総括

「前半、自分たちの時間を作れた中で1点取れれば良かったのですが、後半は決めるところを決められず、悪い流れから失点してしまったと思います。」

―後半、相手が攻撃のギアを入れてきた中で、なかなか思うように跳ね返しきれず、ボールを動かすこともできませんでした。リズムを作れなかった要因はどういったことでしたか？

「いつものことですが、ミスが多くなってくると自分たちの思うようにゲームが進められなくなります。特に今日の2失点目もそうですが、安全にクリアすれば失点にならなかったような場面でも、無理につなごうとしてしまいました。我々にもチャンスがなかった訳ではなかった。しかしチャンスで決められず、ピンチで失点した。結果的に勝てなかったという状況です。」

―ジャニスタ・ジナントゥヤ選手、オケケ・チディンマ・ンケルカ選手がWEリーグデビューしました。オケケ選手はアシストもマークしましたが、二人の起用の狙いを教えてください。

「オケケ選手は本来CBの選手です。試合の流れによっては前線に入れて、高さやパワーを発揮してもらうということも考えていました。ジャニスタ選手はスピードがあるので、彼女のスピードで突破できればという狙いを持ってピッチに送り出しました。結果的にオケケ選手のアシストで1点返すことができました。」

―中2日で次節東京NB戦です。コンディション面を整えることが優先かと思いますが、それ以外に高めていきたいところは？

「そんなにいろいろな準備はできないと思っています。まずは中2日でコンディションを戻すこと。良い状況で試合に臨めるようにしたいと思っています。」

FW 20 廣澤真穂選手

―今季リーグ戦、初先発の試合でした。90分を通してどのようなことを意識していましたか？

「結果にこだわるということです。ゴールを取るということは意識してゲームに入りました。」

―その中でゲームの終盤には廣澤選手のゴールが生まれました。オケケ選手からのボールでしたが、あのシーンを振り返って下さい。

「オケケからボールが来るなという予感はありました。私が入ったところに良いタイミングでボールがこぼれてきました。GKの位置を見ながら、落ち着いて決めることができたので良かったと思います。」

―すぐに東京NB戦がやってきます。どこを修正して向かっていきますか？

「チームとしても、個人としても修正するべきところはたくさんあります。次の試合までの短い時間ですべてを修正することは難しいとは思いますが、ホームで勝利をつかめるように、試合の中でもコミュニケーションを取りながら、チームとして戦っていきたいと思います。」

DF 3 オケケ・チディンマ・ンケルカ選手

―WEリーグデビューとなりました。どのようなことを考えてピッチに入りましたか？

「試合に出ることができて、すごく嬉しかったです。今までプレーしたことがないポジションでのプレーだったので、慣れていないところもありましたが、全力を尽くしました。絶対に勝ちたいということを考えていました。勝ちたい、絶対に負けられないと思って、ピッチに入りました。負けてしまったことは残念です。」

―ピッチに入ってすぐに廣澤選手のゴールをアシストしました。あのシーンを振り返っていただけますか？

「とても嬉しかったです。ウイングの位置でプレーしたのは初めてだったので、戸惑いはあったのですが、アシストできてよかったです。」

ー今節は短い時間のプレーでしたが、今後もっと長い時間を与えられた際にはどのようなプレーを見せてくれますか？

「私の持ち味は全てにおいて『強い』ということです。次節、試合に出る機会があったらその強さを見て欲しいと思います。」