監督記者会見COACH INTERVIEW

―総括

「1ヶ月、監督の代行をしてきた中で、カップ戦最後の試合は結果にこだわりたかった。選手はやれることをやった中で、この結果というのは情けないですし、プロとしてもっと自分のプレーを見せて欲しかったです。」

―先制に成功した前半は特にボールもつながり、主導権を持って攻めることができていました。今節に向けて意識的に高めてきたことは？

「守備からしっかり入ること。それと（津田）愛乃音や、（廣澤）真穂はスピードもあるので、特長を生かした攻撃をしていこうということは話していました。」

―遠藤ゆめ選手、津田愛乃音選手が初先発。津田選手は初アシストもマークしました。ユース選手が存在感を見せましたがどのように感じますか？

「本当に頼もしい二人だったと思いますし、練習からパフォーマンスも良かったので、スタメンで使って結果を出してもらえればと思っていました。その二人に関しては、満足しています。」

―WEリーグカップは未勝利に終わりました。リーグ戦開幕に向けての5週間はどう取り組んでいきますか？

「ここで一度切り替えて、オフ明けからは走り負けない体、戦う土台を作っていきます。それができていないと戦術などの点で上積みもできないので、チームとして取り組んでいきたいと思います。

FW 20 廣澤真穂選手

―今季ホームでの初ゴール、更にご自身にとっても今季初ゴールとなりました。率直にどのような気持ちですか？

「今日の試合に入る前から、応援して下さっている皆さんにゴールという結果で恩返しをしたいと思っていたので、決めることができてとても嬉しかったです。」

―ゴール前で落ち着いて、相手GKも見えていましたね。

「基本的にゴール前では、頭で考えず、感覚的にプレーすることが多いです。ゴールシーンは、GKが出てきたのが見えたのでリズムを変えました。上手くボールが抜けてくれたので良かったです。」

―攻撃陣の中には、先発で遠藤選手、津田選手とユースの若い選手もいました。一緒にプレーしていかがでしたか？

「練習の時からコンビネーションは上手くいっていました。2人とも緊張はしていたと思いますが、そのおかげで自分の緊張は和らぎました。一緒に得点を取りに行こうという雰囲気でゲームに入ることができました。」

―カップ戦は未勝利となってしまいましたが、リーグ戦に向けてはどのように過ごしていきますか？

「勝ち切れなかったということが一番悔しいです。課題を修正し1か月で積み上げて、リーグ戦では勝利を届けられるようにしたいです。」

FW 31 津田愛乃音選手

―トップチームでは初先発でした。どのような気持ちで試合に臨みましたか？

「先発は初めてということであまり緊張はなかったんですが、自分の最大限のプレーをピッチで出せるよう頑張ろうと思いました。初めてでいろいろな経験ができて良かったです。」

―今日はどういうプレーを出していこうと考えてピッチに立ちましたか？

「どん欲にゴールに向かって、自分の持ち味のスピードで相手を圧倒できるようなプレーをしたいと思ってピッチに入りました。」

―廣澤選手のゴールに初アシストもマークしました。そのプレーを振り返って下さい。

「自分でボールを収めて、前向きになりました。真穂さんが走っているのが見えて、信じてパスを出したので、決めてくれて良かったです。」

―ご自身もゴールのチャンスがありました。

「（高平）美憂さんからのクロスで自分がファーに入ってボールを呼んで決めようと思いました。最後の一本にこだわり切れず決められなかったので、そこは悔しかったです。」

―リーグ戦へ向けての課題は見つかりましたか？

「ゴールに関わりつつも、決め切ることができませんでした。リーグ戦に出られたら、決め切ることを意識して、ＷＥリーグでの初ゴールを目指したいです。」

FW 24 遠藤ゆめ選手

―先発として初めてユアスタのピッチに立ちました。今日の試合を振り返って下さい。

「途中から出るのとは違うプレッシャーがありました。最初は緊張したので自分のペースを作ることができなかったのですが、周りの選手が試合中に笑顔で声をかけてくれたので、徐々に自分のプレーを取り戻せました。」

―試合の入りで先制できました。特に前半は自分たちのペースで試合をできていましたか？

「先制できたのは良かったですが、その後に自分たちがもっと相手を超えるということができなかったのが改善点です。でも、今までなかなか点を決められなかった中で、先制点を取れたことは良かったと思います。」

―遠藤選手自身もゴールを狙っていましたね。

「試合前に映像を見ていて、相手のSBが食いついてくるので角が空くということは意識していました。そこを何度か取りに行けたのは良かったと思いますが、結果的に点数につながっていないので、もっと突き詰めなければいけないです。」

―ＷＥリーグカップの期間にトップデビューを果たしました。多くの方からの期待の声や応援はどう受け止めていましたか？

「苦しい時にサポーターの方々の声を聞くと頑張らないといけないと思いました。誰かのために自分が力になりたいと思えるので、応援の力は本当に大きいですし、もっとプレーで恩返ししなきゃと感じました。」