監督記者会見COACH INTERVIEW

試合総括

今季最初のゲームを迎えるにあたり、（クラブ内での新型コロナウイルス感染者が出てしまったこともあり）キャンプの中止や練習ゲームも多く実施できませんでした。入り・準備の部分では、なかなか思うように進めることが正直できませんでしたが、今季のチームとしての戦い方やスタイル、短い時間の中で合わせたイメージを今日の試合で少しではありますが、表現できたと思います。もちろん、イメージや狙いを意識し過ぎ、本来の選手個々の良さが上手く発揮されなかったり、ミスが生まれたシーンが多かったのも事実です。昨季からの継続だけではなく、新たなことにチャレンジしようする選手たちの意識を感じました。結果は1-1の引き分けに終わってしまいましたが、今季最初のゲームで選手それぞれの戦う意識を感じ取れたゲームでした。

新たに加わった選手たちへの評価をお願いします

新加入各選手のベストなパフォーマンスはイメージしていましたが、それをどのようにチームとして融合させていくかは、正直に言うと手探りの状態です。特に中島選手に関しては、合流から日も浅く、コンディションもここから上がってくると思います。諸々含めると、これからチームを良い状態にしていくためには、まだまだ時間がかかると考えています。

7 MF 隅田凜 選手

試合を振り返って

チームとして今季初の公式戦を戦う中で、ここまでの準備期間もあり難しさもありましたが、試合を迎えるにあたり、言い訳などは通用しないと思っていますし、今できる最大限のパフォーマンスを出して勝とう、と試合に入りました。前半に良い形で先制しましたが、その後、自分たちのミスからピンチを招くシーンが増え、後半に失点を許してしまいました。追いつかれてのドローでしたので、課題の残るゲームとなってしまいました。

ダブルボランチを組んだ中島選手との連携面などはいかがですか

依美さん（中島依美選手）がチームに合流して日も浅いですが、過去になでしこジャパンの活動で一緒にプレーしていたこともあったので、心配・違和感なく試合に入ることができました。
依美さんの高いキック精度、中盤でタメをつくる長所は自分のプレースタイルと異なるので、互いの良い部分が出し合えるように意識して試合に臨みました。良さを上手く引き出せなかったこと、90分を通して主導権を握る時間帯が少なかった点を含め、次節以降に生かしていきたいと思います。