vol.10

3 DF 市瀬 菜々選手
特別インタビュー

引退を決断したのはいつ頃でしたか？

ずっと夢があって、「今季一年かけて、今後どうするか考えよう」と思っていました。引退するということは、後期の試合が始まる頃には決めていました。

新しい夢について教えて頂けますか？

ドッグカフェを開くことと、保護犬活動です。しばらくはカフェの運営や犬に関することを学んで、経験したいと思います。

今季は初めてキャプテンも務め、覚悟を持って挑んだシーズンでした。

初めてキャプテンになって、自分のことよりチームのことを考えるようになりました。以前は、何よりも自分自身の良いプレーを出し続けることが大事だと思っていました。今年はチーム全体としての勝ち負けの重さ、大事さをより感じる一年でした。その分の苦しさもありましたが、それもいい経験でした。

常盤木学園高校に入学し、15歳から仙台へ。10年間、仙台でプレーしました。

そんなに長いという感覚はなかったですが、引退を発表した時に多くの方からメッセージをもらいました。その時に多くの方々に応援されて仙台で長く続けてこられたんだなと思いました。

仙台から日本代表に。2019年にはワールドカップにも出場しました。

ケガが多くて、代表活動に行っては離脱することも多かったです。その中で大きな大会に呼んで頂けたことは高倉さん（麻子・元なでしこジャパン監督）にも感謝しています。サッカーの基礎を教えて下さったのも高倉さん、大部さん（由美・元なでしこジャパンコーチ）だと思っています。そこでもっと結果を出したかったですし、そのまま代表で活躍し続けたかったという思いもあります。

もっとプレー姿が見たいという声もありましたが、やり切れましたか？

はい！悔いなしです。

選手としての残り2試合、どのように戦いますか？

生き生きしてサッカーしているところを見せたいと思います。点も取りたいです！

これまで長く応援してくれた方々へメッセージをお願いします。

本当に今までサッカーをさせて頂けたことに感謝しています。どんな状況でも応援してくれるファン・サポーターさんや地元の方々、スポンサーの方々に恩返しできるようにプレーします。ぜひ応援に来てください。