帝京平成大学から加入したMF江崎世来選手は後期の初戦S広島RでWEリーグデビューを果たすと、大きな存在感をピッチで放った。「自分の特長を出すことはできていますが、WEリーグの舞台でのスピード感には追いつけていないとも感じています。仙台でボランチしている選手たちはみんなが上手いので、そこに食い込んでいくのは簡単ではないです」。謙虚な姿勢を見せるが、ピッチでは誰にも負けない強気な姿勢を前面に出す。豊富な運動量を武器とし、積極的にセカンドボールを拾い、チームの攻撃につなげる役割を担っていく。「攻守に渡ってボールに関わり続けることも得意。ハードワークは自分の売りだと思っているので、もっともっと伸ばして勝負していきたい」。江崎が持ち味を発揮すればするほど、チームは活性化し、勝利が近づいてくるはずだ。
「後半戦から加わり、チームに勢いをもたらすということも目標としています。チームの勝利に貢献できるように全力で頑張りたい」と話す22歳。トレードマークは遠くからでも一際目を引く、蛍光イエローのヘアバンド。「蛍光黄色が好きです。マウスピースも黄色だし、見えないところですが、すね当ても黄色」。小さい頃から、派手な色に惹かれてきたという。プレーも、好きなものもこだわりを貫く。後期の戦いに良い風を吹かせる。江崎世来は新しいマイナビ仙台レディースを象徴する存在となっていきそうだ。