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マッチデープレス vol.09

試合に向けてのコメント

須永純監督

須永純監督

 「後期再開の対戦相手、S広島Rはチームとしてのスタイルが確立されているとても良いチームだと思います。クラシエカップで優勝していますし、それだけの力があるチームです。前期の対戦ではスコアは1-4でしたが、自分たちができていた部分にも目を向け、相手をリスペクトし過ぎないことも大事です。中嶋淑乃選手、上野真実選手はキープレーヤーだと思います。センターバックの2人もWEリーグの中ではかなりボールの飛距離がある選手たちなので、そこからキープレーヤーへ配球させないこと。しっかりと制限をかけて機能させないことが重要です。
 私は仙台に来て1年で、石巻で試合をするのは初めてです。我々のチームは、たどると(東京電力女子サッカー部)マリーゼから、ベガルタ仙台レディース、そしてマイナビ仙台レディースというルーツがあります。石巻はかつてホームゲームの会場。石巻で試合をするということには特別な意味があります。復興支援という側面や、石巻の方々に支えていただいた感謝の気持ちを忘れずに試合をしたいです。ユアスタは聖地ですが、石巻も自分たちの大切なルーツの1つだという思いでいます」

9 FW 廣澤真穂選手

9 FW 廣澤真穂選手

 「キャンプ期間は新加入選手たちともプレーの話をしたり、映像を一緒に見て、たくさんコミュニケーションを取ってきました。コンビネーションに関するところは、よく話せていると思います。
 S広島Rは攻撃的で、要所要所に良い選手が揃っている印象です。どの相手に対してもしっかり戦える強いチームだと思います。その相手に対して球際で負けないことやセカンドボールを拾っていくこと。1対1の局面で勝っていかなければ試合で勝つことはできないと思います。1人1人が戦うということを大事にしなければいけません。シュートにこだわり、決定力を見せたいと思います。1試合勝つことでチームの雰囲気は良くなっていくし、自信もついてくる。再開後は毎週試合が続くので、1つでも多く勝ち、連勝して、勝てるチームの雰囲気を作っていきたいです」

24 MF 遠藤ゆめ選手

24 MF 遠藤ゆめ選手

 「キャンプでは、試合の流れによって立ち位置が変わることなど、トレーニングやゲームを通してやるべきことを整理してきました。後期の戦いでは、攻撃で勢いを持ち、守備では相手にやらせずに、どんな形でも勝つこと。そういう姿勢を見せて行きたいです。
 S広島R戦では、守備からバランスを取って、ボールには強く行くこと。攻撃ではボールが前に入った時に勢いよく、相手と味方を追い越してゴール前まで行きたいです。やるべきことや自分に求められることも増えました。1つ成長したら、求められることも増える。前期と比べて、できることが増えたという新しい一面を見せられたら良いと思っています。前期とは違うプレーを見せ、その上で『やっぱり、ゆめは必要な選手だね』と思ってもらえたらいいですね」