マッチデープレス vol.11

試合のみどころ Today's Highlights

最終戦を連勝で締めくくり、
未来へつながる戦いを!

 前節、マイナビ仙台レディースはアウェーでセレッソ大阪ヤンマーレディースに2-1で逆転勝利をあげた。須永純監督体制での初勝利、9試合ぶりに勝ち点3を手にした。先に失点を喫するも「選手たちが冷静にゲームを進め、自分たちのプレーを続けていた」と須永監督が振り返る通り、サイドで数的優位を作りながらゴールに迫った。前半の内に高平美憂選手のゴールで同点とすると、試合終了間際のコーナーキックで太田萌咲選手がヘディングで勝ち越しゴールを決めた。強度の高い守備と前を目指す姿勢で勝ち取った大きな勝利。連勝を目指して、ホーム・ユアスタ仙台でのシーズン最終戦に挑む。

 最終戦の対戦相手のアルビレックス新潟レディースは3連敗中。しかし今季はここまで12勝2分け7敗で勝ち点38を獲得している。GK平尾知佳選手を中心に強固な守備でTOP3に迫る躍進を示し、4位を確定させている。アウェーでの対戦では1-2で敗れているマイナビ仙台だが、ゴールに向かう回数が増えてきたこのシーズン最終盤に、前回とは違った戦いを見せたい。

 「勝つことは大前提ですが、全員で楽しんで終わりたい」。現在7得点とチームのトップスコアラー・廣澤真穂選手も次のゴールを目指している。「新潟Lはハードワークし組織的にパスをつないでくる相手。今私たちもシュートチャンスが増えて攻撃に手応えを感じて始めている。個人の得点は欲しいですが、意識し過ぎずに思い切ってプレーしたい」と意気込む。エースが決めるとチームは勝利に近づいていく。

 この試合には、昨シーズンまでマイナビ仙台レディースの一員としてチームをけん引した、マンチェスターユナイテッドWFCの宮澤ひなた選手が来場する。FIFA女子ワールドカップ2023の得点女王は足首の骨折を乗り越え、7月のパリ五輪2024を目指す。新シーズンに互いが更なる飛躍を遂げるため、エールを贈り合う一戦に。クラブに関わる全員の力を集結させ、勝利と未来につながる戦いを示そう!